さてさてテーロスのプレリを経て、いよいよ語る意味もないM14環境ですが、
まだまだこのシリーズは続きます。

続いてのデッキタイプは白黒オーラ。
このデッキは今回の黒の基本除去の1つがオーラである泥沼病であることで成立しているデッキと言えるでしょう。
搭載メカニズムはごく単純、オーラ術師を使って各種オーラを使い回すことだけです。
除去としては前述の泥沼病、平和な心、攻撃的なものでは吸血鬼の印でしょうか。
【今回の環境、吸血鬼の印はM13のときほどは強くない】*7のですが、
それでも使い回されると処理に追われることでしょう。
泥沼病の強いところはマイナス修正であるというところ。
今回、緑にも強力なオーラ、トロール皮がありますが、
それをエンチャントしたクリーチャーにも対応できるというのは素晴らしい点です。
黒はエンチャントを直接破壊できないためなおさらですね。
このデッキの良いところは、オーラ術師がこのデッキを組まない限り貧弱なカードであるところにあります。
除去オーラは関係なく取られてしまいますが、かなり組みやすいデッキではないでしょうか。

続いて最後に青緑テンポ。
青緑テンポという呼称が正しいかは分かりませんが、
戦略としてはそういうデッキではないかと思います。
このM14、青のスペルがすごく強いです。
霜のブレス、分散、時の引き潮、本質の散乱。
コモンにこれだけの強力カードが揃っています。
これらの呪文のバックアップを受けて、
最も強力な緑のクリーチャーで殴る、
というシンプルなデッキです。
緑のクリーチャーでなくても、巻物泥棒の攻撃を通しやすいというのもポイントで、
青のクリーチャー同士のコンボたる巻物泥棒+訓練されたコンドルでかなり優位に立つことも可能です。
テンポデッキらしいプランとしては、チャンドラの憤慨の説明にも出てきた緑の強力クリーチャー、
ルートワラと轟くベイロスを3ターン目、4ターン目と展開し、
霜のブレスなどでサポートしているだけで勝ててしまいます。
それだけ【この環境で4/4というサイズが支配的】*9なのですが、
この戦略が効きづらいデッキがあります。
それがこれまでに挙げた他のTier1のデッキ、赤黒ハスクと白黒オーラです。
何故なら先ほど挙げた青の呪文たち、それらは主にクリーチャーに対処するものでした。
Tier1の他のデッキはクリーチャーデッキではなく除去コントロールなのです。

つまり、M14環境はシンプルな特にシナジーがあるわけでもないクリーチャーデッキ(例えばステロイドなどですね)を組んでも、
同じクリーチャーデッキのなかでは青緑テンポがスペルで主導権を握れるため強く

それに勝てるのが除去コントロールとしての面が強い赤黒ハスクや白黒の2種類のデッキ、
ということになります。
サイドボード後は青緑は否認やレインジャーの悪知恵で危険なスペルを弾ける分、
また主導権を握りやすくなるでしょう。

といったところが個人的なM14環境理解です。
質問や意見がありましたら是非お願いします。

次が何編かは分かりませんが、たぶん続きます。

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