ヤソコンのカウンターについて

珍しい検索結果があったのでそれでググってみたら私のヤソコン（おかしい言葉だ）をコピーしてくれた人がいたみたいでうれしかったです。
嘘か真か某氏も使おうかなと言っていたのでやろうやろうと言ってのびのびになっていたカード選択についての解説めいたものを少し。

最近の青白（エスパー）コントロールでは解消が4枚積みになっていますが、
このデッキでは2枚しか採用していません。
その代わりにあまり見ないカウンター、
無効化と心理的打撃が1枚ずつ採用されています。

まずこのデッキはクリーチャーを次々に展開するデッキに対して、
青白を含むデッキと違い、至高の評決で一括対処！ということが出来ません。
小粒なクリーチャーの攻撃はあえて受け、
ジェイスが出せてからやっと+能力と変わり谷の組み合わせで戦闘で打ち取る、
のようなムーブになることも少なくありません。
なので、相手の低マナ圏のカードにもある程度個別に対処する必要があるのですが、
そこで序盤も使用できるカウンターが必要になってくるわけで、
その枠が本質の散乱と無効化なのです。
なぜ無効化をわざわざ採用しているか、
というと、このデッキ、クリーチャーは主にピン除去での対処が必要となるため、
授与クリーチャーがとてもつらいのです。
授与されたクリーチャーをせっかく除去しても未だ対処せねばならないクリーチャーが残るのはとてもまずいのです。
またこのカード、地味に岩への繋ぎ止めや地下世界の人脈といったカードも打ち消すことができます。

そして心理的打撃、これはごくシンプルにマナ拘束の薄さからの採用です。
サイド後のコントロール対決で解消2枚のような状態で、
土地6枚から青マナ4つというのを、払えないことがそれほど少なくありませんでした。
予知するスフィンクスの存在によって、
相手のターンにする占術が完全に無意味なものになることもよくありました。

中略を採用していないのは、
コントロール対決で弱い、
中略で消したい脅威（つまり先手3ターン目に出てくる地下世界の人脈などのカードです）は漸増爆弾を増量することで十分に対応できる。
といった理由です。
そのために漸増爆弾を3枚（GP静岡の八十岡プロのデッキと同じ枚数ですね）にしたことで、
序盤の小粒クリーチャーの群れなど、
対処しやすいものが増えました。


サイドボードの4枚のカウンターのうち、
特に気になるものは無効かと思います。
サイドボードにカウンターを取るに当たり、
もっとも意識する相手はやはり青いコントロールデッキで、、
それらにわかりやすく効く反論や否認は疑問のないセレクトかと思います。

しかしこのデッキはカウンター対決以外にも気をつけなければならないものがあります。
神サイクル。
これらは拘留の宝球、存在の破棄などを擁する青白コンと違い、
出てしまうと2度と対処不能です。
クリーチャー呪文を打ち消す呪文が2枚取られているのはこれらのためでもあるのですが、
サイドボードからの追加の必要性を感じました。
しかしさらにクリーチャーメタなサイドボディングはしたくない、
ということで、思いついたのが無効でした。
特につらい神はエファラ、ゼナゴスあたりかと思いますが、
それらを採用しているデッキにはそれぞれ拘留の宝球やクルフィックスの狩猟者が入っているため腐りません。
それどころか相手先手のマナクリから2ターン目狩猟者を弾くことすら可能です。

コントロール相手にはもっと軽く運用可能な群れネズミをフィニッシャーとしてサイドボードするため、
それを対処されてしまう拘留の宝球をカウンターできるため、
青白コントロールなどにもサイドインできます。
2枚は必要ないのですが1枚なら腐らない、
ということで、
カードを散らすことでいろいろなデッキに無駄なくサイドを取れる形かと思います。

1枚挿しばっかでわからへん、というようなことをやはり言われますが、
カウンターに関してはこのような理由のつもりです。
まとめると
・中略は漸増爆弾があるので必要ない
・神はハンデスかカウンターで対処する必要があるため、ある程度カードが必要である
・色拘束を薄くするため
・各デッキに有効なカードを効率よく？とった結果
といったところです。


とはいえ結構ノリで組んでるところがあるため、
こうしたほうがいいんじゃないの？みたいな意見があればもらえるとうれしいです。
また気が向けば他のカード群についても採用理由とか書きますね。