某大会決勝カバレージ
2016年12月31日 TCG全般決勝の舞台に現れたのは、参加者から「妥当」と評を受ける者と、「打倒」を掲げられた男だった。
タニグチはリミテッドのプレイを好み毎週FNMではブースタードラフトをプレイしており、構築に関してもGP北九州2013でのTOP8経験を持つオールラウンダー。今回も多くのプレイヤーがタニグチの上位進出を予想していた。
対するマツシタは最近はほとんどMTGをプレイせず、他のカードゲームを遊んでおり、今回もほとんど練習しておらず、参加者たちはそんな奴に負けるか、と啖呵を切っていた。マツシタは「俺に負けたやつは俺と同じカードゲームやってもらいますからね」と宣告しており、これから逃れられる可能性があるのはもはやタニグチのみになってしまった。
フォーマットはデッキリスト交換の上で、スイスラウンド上位者――すなわちタニグチ――が選択する権利を持つ。
モダンではグリショールブランドを用意していたタニグチは、マツシタのサイドボードを確認した瞬間、「スタンダードで」と宣言した。そこにあったのは4枚の《外科的摘出》と2枚の《貪欲な罠》。
G1
ダイスロールで先手はタニグチ。
後手のマツシタはダブルマリガンに見舞われる。
タニグチが2ターン連続《進化する未開地》でマナベースを整えるあまり速くないスタートだが、その返し、マツシタのセットランドはない。
3ターン目《異端聖戦士、サリア》がマナトラブルを咎めにかかり、松下が引けた土地は《霊気拠点》。
さらにタニグチが《実地研究者、タミヨウ》で、いわゆる「更地にプレインズウォーカー」の盤面を構築してしまうと、マツシタは次のゲームに進むことを選んだ。
タニグチはパワーカード、《実地研究者、タミヨウ》をフィーチャーしたバントアグロ系のデッキ、マツシタは《山》《霊気拠点》という土地からすると、多色機体のようなデッキだろうか。
いわゆる「メタ外」のデッキを相手にマツシタは「そのデッキ用のサイドないよ」とぼやく。
G2
マツシタは今度はしっかり土地のある手札をキープ。
《スレイベンの査察官》《乱脈な気孔》《模範的な作り手》を素早く展開し、《模範的な作り手》をタニグチの《石の宣告》が退ける立ち上がり
さらなる《屑鉄場のたかり屋》《発明者の見習い》とハイテンポな展開に《異端聖戦士、サリア》が待ったをかけるがこれにも《流電砲撃》。6点分の攻撃がタニグチを襲い、ライフを12とする。
続くターンも6点を受け、残り6点。攻撃後の展開を待ちかまえていた《呪文捕らえ》は続くカードが《領事の旗艦、スカイソブリン》だったことで空振り、盤面は
マツシタ ライフ20
《スレイベンの査察官》
《屑鉄場のたかり屋》
《発明者の見習い》
《領事の旗艦、スカイソブリン》
《乱脈な気孔》×2
タニグチ ライフ6
《呪文捕らえ》
という圧倒的な差になる。
続くタニグチの第5ターン、またも展開がない。スタンダードに親しむプレイヤーは嫌でもちらつくカードがあるだろう。
マツシタは《領事の旗艦、スカイソブリン》に搭乗し、《呪文捕らえ》を撃ち落としにかかるが、果たして登場は《大天使、アヴァシン》。《呪文捕らえ》を守り、自らが《領事の旗艦、スカイソブリン》を返り討ちにする。
タニグチは《不屈の追跡者》、《反射魔導士》で《屑鉄場のたかり屋》を手札に返し、一気に盤面の不利を返しにいく。
マツシタも《模範的な作り手》を追加し《集団的努力》で《大天使アヴァシン》を除去しながら自軍を強化し、引き下がらない。
2体目の《不屈の追跡者》に、これらが育ち切ってしまうと攻撃ができなくなってしまうと判断したマツシタは攻撃を敢行し、1体は差し出させることに成功する。
再展開した《屑鉄場のたかり屋》はまたも《反射魔導士》でまたも手札に。
一時は隆盛を築いたマツシタの盤面は崩壊し、気付けば
マツシタ ライフ7
《スレイベンの査察官》
《乱脈な気孔》×2
タニグチ ライフ6
《不屈の追跡者》
《反射魔導士》×2
《無私の霊魂》
《異端聖戦士、サリア》
となっており。タニグチの総攻撃を何とか生き繋ぐも、次のドローを見ると土地だらけの手札を公開し、タニグチの優勝を祝福した。
タニグチはリミテッドのプレイを好み毎週FNMではブースタードラフトをプレイしており、構築に関してもGP北九州2013でのTOP8経験を持つオールラウンダー。今回も多くのプレイヤーがタニグチの上位進出を予想していた。
対するマツシタは最近はほとんどMTGをプレイせず、他のカードゲームを遊んでおり、今回もほとんど練習しておらず、参加者たちはそんな奴に負けるか、と啖呵を切っていた。マツシタは「俺に負けたやつは俺と同じカードゲームやってもらいますからね」と宣告しており、これから逃れられる可能性があるのはもはやタニグチのみになってしまった。
フォーマットはデッキリスト交換の上で、スイスラウンド上位者――すなわちタニグチ――が選択する権利を持つ。
モダンではグリショールブランドを用意していたタニグチは、マツシタのサイドボードを確認した瞬間、「スタンダードで」と宣言した。そこにあったのは4枚の《外科的摘出》と2枚の《貪欲な罠》。
G1
ダイスロールで先手はタニグチ。
後手のマツシタはダブルマリガンに見舞われる。
タニグチが2ターン連続《進化する未開地》でマナベースを整えるあまり速くないスタートだが、その返し、マツシタのセットランドはない。
3ターン目《異端聖戦士、サリア》がマナトラブルを咎めにかかり、松下が引けた土地は《霊気拠点》。
さらにタニグチが《実地研究者、タミヨウ》で、いわゆる「更地にプレインズウォーカー」の盤面を構築してしまうと、マツシタは次のゲームに進むことを選んだ。
タニグチはパワーカード、《実地研究者、タミヨウ》をフィーチャーしたバントアグロ系のデッキ、マツシタは《山》《霊気拠点》という土地からすると、多色機体のようなデッキだろうか。
いわゆる「メタ外」のデッキを相手にマツシタは「そのデッキ用のサイドないよ」とぼやく。
G2
マツシタは今度はしっかり土地のある手札をキープ。
《スレイベンの査察官》《乱脈な気孔》《模範的な作り手》を素早く展開し、《模範的な作り手》をタニグチの《石の宣告》が退ける立ち上がり
さらなる《屑鉄場のたかり屋》《発明者の見習い》とハイテンポな展開に《異端聖戦士、サリア》が待ったをかけるがこれにも《流電砲撃》。6点分の攻撃がタニグチを襲い、ライフを12とする。
続くターンも6点を受け、残り6点。攻撃後の展開を待ちかまえていた《呪文捕らえ》は続くカードが《領事の旗艦、スカイソブリン》だったことで空振り、盤面は
マツシタ ライフ20
《スレイベンの査察官》
《屑鉄場のたかり屋》
《発明者の見習い》
《領事の旗艦、スカイソブリン》
《乱脈な気孔》×2
タニグチ ライフ6
《呪文捕らえ》
という圧倒的な差になる。
続くタニグチの第5ターン、またも展開がない。スタンダードに親しむプレイヤーは嫌でもちらつくカードがあるだろう。
マツシタは《領事の旗艦、スカイソブリン》に搭乗し、《呪文捕らえ》を撃ち落としにかかるが、果たして登場は《大天使、アヴァシン》。《呪文捕らえ》を守り、自らが《領事の旗艦、スカイソブリン》を返り討ちにする。
タニグチは《不屈の追跡者》、《反射魔導士》で《屑鉄場のたかり屋》を手札に返し、一気に盤面の不利を返しにいく。
マツシタも《模範的な作り手》を追加し《集団的努力》で《大天使アヴァシン》を除去しながら自軍を強化し、引き下がらない。
2体目の《不屈の追跡者》に、これらが育ち切ってしまうと攻撃ができなくなってしまうと判断したマツシタは攻撃を敢行し、1体は差し出させることに成功する。
再展開した《屑鉄場のたかり屋》はまたも《反射魔導士》でまたも手札に。
一時は隆盛を築いたマツシタの盤面は崩壊し、気付けば
マツシタ ライフ7
《スレイベンの査察官》
《乱脈な気孔》×2
タニグチ ライフ6
《不屈の追跡者》
《反射魔導士》×2
《無私の霊魂》
《異端聖戦士、サリア》
となっており。タニグチの総攻撃を何とか生き繋ぐも、次のドローを見ると土地だらけの手札を公開し、タニグチの優勝を祝福した。
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